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移住者インタビューVol.5 木村美穂さん

23歳の時、恋人との交際を機に豊橋(下地校区)へ移住した木村さん。その後紆余曲折をへて現在は地元経済団体の活動に参加するなど地縁を深めている木村さんの視点から、ヨソモノがジモティーになるまでの過程を語っていただきました。

■木村美穂さんプロフィール

京都市出身、大学進学を機に愛知県へ移住。卒業後大阪で就職するも、紆余曲折を経て23歳の時に豊橋へ移住する。その後、28歳から水商売の道へ。現在も松葉町「ETERNITY」にて勤務しており、落ち着いた店内でお客様にくつろぎを提供できるよう務めている。

■恋人がきっかけで豊橋へ移住

――木村さんのご出身は京都だそうですね。

木村さん:中京女子大学に進学したのが愛知県に来たそもそものきっかけです。私はソフトボールをずっとやっていて、そのご縁で大府市に住んで。その学校で4年生になったとき、豊橋市の人と付きあうことになりました。でも私、卒業後に一回大阪に引っ越してるんです。就職で。

――就職がきっかけで移住する方は多いですよね。

木村さん:実家が京都なので、関西のほうがいいかなあと思ったんですよね。不動産営業の仕事でした。でも……これが全然合ってなくて。拘束時間も長いし、ホントに1か月持たずに辞めたくなっちゃったんですよね。

そんなことを話していたら、その豊橋市の彼が、「じゃあこっち来れば?」って言ってくれて。そうか、じゃあ行くかなって。

気持ち的にはもう彼と結婚する気でいたから、豊橋市に来てからはアルバイトをしてました。ここのアルバイト先も凄くよくて、みんな親切だし優しいし、野菜とかもいっぱい貰って。

――豊橋に住むと野菜をよく貰うお話がありますが、かなり早くそのゾーンに。

木村さん:「若いんだから沢山食べなさい!」みたいな感じで、皆さん実家で採れたって段ボールごと野菜をバックヤードに置いてってくれて、好きなだけどうぞ、みたいな。スタッフの中でも、私かなり頂いたほうだと思います。

でも、いろいろあって、結局その彼とは別れました。今でもいいお友達ではありますけど。

――別れた段階で京都に帰ろうと思わなかったんですか?

木村さん:親は帰って来いって言ってくれたんですけど、私、どうしても社会を見てみたいなと思って。で、社会を見るって言ったらお水の世界かなと思って、そのまま豊橋で求人情報探しました。

■スナック「ETERNITY」ママとの出会い

木村さん:今勤めているお店がそのとき電話した「ETERNITY」というお店なんですけど、電話したらすぐに面接してくれて、ママが本当にステキな人で。包容力もあるし、私たち一人一人をちゃんと見てくれて、姉御肌っていうんでしょうか。女性として大尊敬しています。あのとき会ったのがママじゃなかったら私いま豊橋にいないかもしれない。

――運命の出会いですね。

木村さん:はい。それに、本当に自分の選択は合ってたと思います。ママのおかげで、お店のお客様たちを通じて沢山のことが学べました。

可愛がっていただいているお客様たちは私に沢山いろんなことを経験させてあげたいって思ってくれてる方も沢山いて。それこそこの仕事じゃなかったら一生は入れなかっただろうと思うようなお店にも行きましたし、ゴルフもお客様の影響で始めました。

豊橋の方って、お客様に限らずそういうところがある気がするんです。中に入った人に対する面倒見の良さがすごい。豊橋は何もないとか、面倒を見るのは当たり前だとか皆さん言われますが、ぜんぜん当たり前じゃないと思います。

――そのママさんの勧めで公益社団法人豊橋青年会議所(JC)へも参加された。

木村さん:コロナ禍があり、お店も緊急事態宣言等で休業期間が続きました。それで自分を見直す・向き合う時間が増え……成長したいと思ったタイミングで入会を決めました。

一度出来上がっているコミュニティに入るのってすごく難しいじゃないですか。

だけど、JCに入ると、そういうところにも出入りが出来たりして、そういう意味では立ち回り方も含めて勉強になってるなって思います。

■女性が外に出て行かないことが「当たり前」のまち

――豊橋のコミュニティの印象はいかがですか。

木村さん:正直いうととても固定的ですよね。特に女の人たちのコミュニティって凄く結束が固い。例えば手筒花火のコミュニティとかもそうですよね。地域の人でがっちり固めていて、私みたいに外から来た人は入れない。

私はママがいてくれて、ママがそういう外のコミュニティに連れ出してくれるのでだいぶ参加のハードルは低いんですけど、それでもヨソモノですもんね。

――女性のコミュニティのほうが入りにくい感じがある?

木村さん:私が女性だからなのかな。でも、そもそも豊橋の女の人って、あんまり外に出てこない感じがするんですよ。

例えば私の母は京都にいますが、自分で仕事もしているし、地域の活動にも出ているし、コミュニティがいっぱいあるんです。でもうちの母が特別なのではなくて、みんなそういう感じです。ママさんバレーやってたりとか。

でも豊橋の女の人は、そういうのあんまりやりたいと思ってない方が多いような気がします。私がJCやって楽しいよ、って誘っても、「すごいね」っては言ってくれるけど、実際やる人はすごく少ない。わざわざ外に出て行かない。

――女性が挑戦しにくいのでしょうか。

木村さん:うーん。しなくてもいい、って感じかもしれません。良くも悪くも挑戦しなくても生きていけるし、十分幸せだし、みたいな。

でも私はママと会って、こういう外に繋がってく楽しさというか、挑戦することを教えてもらえたので、そういう人が沢山見えるようになるといいのかもです。外は楽しいよって。

■移住者はもっと「知りたい」とアピールすることが大事

木村さん:なんていうか、「知らない」ことって凄く損するじゃないですか。でも、知らないっていうとたいていの人が教えてくれるんですよね。検索してもネットには出てこない、豊橋って生の情報はホントにインターネットの口コミとかにはないんです。でも、聞いたらみんな本当に親切に教えてくれるんです。それは豊橋のいいとこですよね。

だから女の人でも、参加しちゃダメとかはないと思う。参加したらダメって思ったら何も新しいことはできなくなりますよね。だから、楽しいこと、こんないいことがあるよって、もっともっと発信してほしいし、自分もしたいと思います。そしたら、移住してきた人にも、「そんなに楽しいなら知りたいな」って思ってもらえる気がします。

(聞き手・当法人代表理事 村井真子)

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