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移住者インタビューVol.7 芦田彩乃さん

島根県から大学進学のため愛知県に上京し、今年佐藤町(つつじが丘校区)にある会社に就職した芦田さん。愛知県内での転居も経験した芦田さんの目から見る豊橋の「ザワザワ感」について、飾らない言葉でお伺いしました。

■芦田彩乃さんプロフィール
島根県出雲市出身、長久手市の大学に進学。卒業後、豊橋の保険代理店に就職。座右の銘は「無用之用」(役に立たないように見えるものでも、実は大切な役割を持っているという意味)。保険に限らず、日々新しいことを勉強中の23歳。

■夜の豊橋は怖い⁉……ザワついてるまち・豊橋

――芦田さんは大学進学で愛知県に?

芦田さん:そうです。私、島根県出身で。出雲なんですが、大学進学って言うと東京、大阪、名古屋、福岡あたりが選択肢になるんですね。そのあたりで自分の行ける学校で、かつ公立で、って考えたときに受験したのが愛知県立大学でした。受検して合格してから、自分の通う学部のキャンパスが名古屋じゃなくて長久手市にあることを知って。あれ、名古屋じゃなかったな、って。

――ご就職は豊橋ですが、長久手と比べて豊橋の印象はいかがですか。

芦田さん:私、実は就職で面接受けに来るまで豊橋に来たことがなかったんです。ご縁があって、今の会社に就職しているんですが、最初の面接はZoomだったし、あんまり地域だから、みたいなのは感じなかったんですね。なので豊橋駅に来て、「あっ、ザワついてるな」ってびっくりしました。賑やかだなって。

駅前では週末ごとにいろいろイベントもある。うちの社長がそういうの好きなので声を掛けてもらって連れて行ってもらったりするんですけど、凄く沢山催しがありますよね。ストリートミュージシャンもいるし。

住んでいて長久手との違いはあまり感じないんですけど、賑わいはこっちのほうがあるなって思います。

それは悪い印象ではないんですけど、……夜はちょっと、駅前は怖いですね。

――夜の駅前は女性一人では怖いかもですね。

芦田さん:治安が悪いというか、悪そうに見えますね。実際なんかあったとかではないんですけど、出雲にはあんまりそういう人はいなかったので。あと公園もですけど、街路灯が少ないかなと思って。昼間は緑が多くていいなと思うけど、夜は危ないかなって感じます。

あと、車が多いですよね。自分が長久手の時は学生だったっていうのもありますが、豊橋ではどこに行くのでも、何をするにでも車があることが前提になってる気がします。仕事でも車使いますし。

――芦田さんも最近お車を持ったと伺いましたが、ドライブには行かれましたか?

芦田さん:最近なんじゃす(※1)に行きました。あと伊良湖岬(※3)にも行きましたよ。凄く遠かったですけど、景色が良くてステキでした。まだ行ってないですけど、のんほいパーク(※2)も行きたいです。

車で走ってみて、豊橋って結構道が狭くて入り組んでるなと思います。道を覚えるのは結構難しいです。

※1 豊橋市南部にあるイオン豊橋南店及びショッピングセンターのこと。イオン豊橋南店がかつてジャスコであった経緯から、なんじゃすの愛称で呼ばれる。

※2 豊橋市の市立総合動植物公園の通称。豊橋市民は子どもの入園料が無料なため公園感覚で行く場合が多い。

※3 豊橋市の隣市・田原市の先端にある岬。豊橋市街から車で1時間~2時間ほどかかる。

■豊橋での面白さ…望めば人と繋がれること

芦田さん:でも車がなくても面白い場所もありますよ。例えばまちなか図書館とか。建物の構造も面白いです。あと駅前ひろばもイベントが多くて楽しいです。

お店の数は他と比べて凄く多いとか少ないっていう印象はないんですが、居酒屋さんは多いかな。

私、大学生の時に生協学生委員会っていう組織にいたんです。この組織は大学生協と学生の懸け橋になる組織なのですが、1年生の時から卒業までの4年間活動してきました。コロナ禍があったのでそんなにたくさんの活動が出来たわけではありませんが、共済という仕組みを知り、実際に利用された方の感想を読んだことは今の仕事(保険代理店)を選んだことにつながっています。助かりましたって意見が本当に多いんですね。保険っていいな、こういう仕組みはいいものなんだなあと思って。

――保険ですと代理店ではなくいわゆる川上の保険会社もありますが。

芦田さん:そうですね。でも私はお客様と直接対話できる仕事が良かったです。感想を直接聞けるっていうのが魅力です。

豊橋に来て、私知り合いゼロ人でしたが、半年で少しずつ広がっている気がします。会社の先輩方やお客様もそうですが、豊橋は望めば人とつながれる場所や機会は多い気がして。

――芦田さんは「豊橋100人カイギ」の運営にも関わるそうですね。

芦田さん:「豊橋100人カイギ」(※4)は弊社の社長(豊橋100人カイギ・キュレーターを務める伊藤由美子氏)が呼んだと聞いています。何をやるのがいまいちわかってないんですけど。笑

100人カイギ自体は地域で活動する面白い人100人を起点に人をゆるやかにつないでいくというコミュニティです。普段会えない人とたくさん会える、というのは面白い場だなと思ってます。私自身は豊橋出身でもないし豊橋居住歴も浅いんですが、だからこそこういうコミュニティがあるのは嬉しいですね。

※4 豊橋100人カイギ https://100ninkaigi.com/area/toyohashi

「スムミル」を運営する一般社団法人移住者人材バンク代表理事 村井真子もキュレーターに名を連ねる。

――こうしたサークルやコミュニティを敷居が高いと感じる方もいます。

芦田さん:その通りです。こういうイベントって敷居が高い気がして、私も運営に誘われなかったら関わらなかったと思います。私たちはオンラインのほうが気軽に参加できますけど、実際に会場に行くからこそ作れる関係性もありますよね。

だからこそ、私くらいの年齢層の人もスタッフにいるんだって知って頂いて、勇気を出して参加してくださる同世代が増えたらと思います。

私が面白いと思うことを友達も面白いと思うかは別ですが、面白いと思ってくれたら嬉しいなって。

■豊橋の魅力は「不都合がない」ところ

芦田さん:豊橋ってサークルとかもあるんですよね。調べたらいろんな団体さんが活動していて。望めばいろんな人と繋がれるし、そういう場があるっていうのは心強いです。

私、豊橋に来る前に住んでたのが住みやすい街として有名な長久手市で。長久手はIKEAもジブリパークもあるし、イオンモールも大きいのがあって、けっこう便利な町でした。豊橋市はそういうものはないんですけど、海が近いな、というのは自分的にはプラスです。

――住みやすさ的にはどうですか?

芦田さん:うーん……正直、特別住みやすくも住みにくくもないですね。不都合がないって感じがします。この辺りはきれいな家も多くて、ツツジの花も咲いていますし、手入れもされてますよね。その辺は住みやすさにもつながるのかもしれないですね。

正直、私豊橋以外にも住んでみたくて。いろんなところに行ってみたい、という思いはあります。でも、今のところ仕事も楽しいし、不都合もないし、豊橋のこともう少し知りたいなと思いますね。

(聞き手・当法人 代表理事 村井真子)

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