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豊橋校区紹介vol.1 【豊南校区】 自然のなかで育ち、地域に見守られて暮らせるまち

豊南地区は南に太平洋をのぞむ愛知県豊橋市の最南端に位置するエリア。東西に走る国道42号沿いの4つの町(伊古部・東赤沢・西赤沢・城下)から成り立っており、田原市に接しています。蔵王山を望める町内でありながら伊古部海岸も校区内にあり、海とみどりの両方に恵まれた校区と言えます。

平地のダムとしては世界有数の規模を誇る万場調整池があるのも豊南校区。一周3.3kmの調整池の周りには遊歩道が整備されており、市民の憩いの場になっています。また、駐車場も整備された併設の公園には、くだものや野菜のかわいい遊具やコンビネーション遊具が整備されていて、親子連れで賑わいを見せています。

2025年には創立150周年を迎えた豊南小学校と同じ敷地内にある豊南校区市民館にて、地域サポーターの皆さんにお話を伺いました。

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▲お話をうかがった豊南校区市民館。入口の花壇には鮮やかな花がたくさん!

魅力① 広々とした自然のなかで安心安全な子育てができる

豊南校区の魅力は? とお伺いしたところ、真っ先にいただいた答えが「自然の豊かさ」。

文教エリアの中野校区から子育てを視野に入れて転居してきたという金田さんは「この辺りは自然の中で子育てをしたいと思う方には本当にいい場所だと思います」と語ります。「庭も広くとれますし、子どもたちが大声で遊んでも騒音トラブルとは無縁です。小学校の敷地に隣接して竹林や森があり、比喩でなく自然の中で暮らせます」というお声に集まった皆さんも頷いています。

ちなみに豊南小学校の南西側には保育園もあり、子どもにとってはよく知った場所で生活できるのもメリットと言えそうです。

同じようにまちなかエリアの向山校区から転居されてきた白谷さんは、転居されてきた当時子どもたちが名札を付けていないことに驚かれたそうです。

「今でこそ防犯のために名札を付けない、というふうになってますけど、転居してきた30年前はみんな名札を付けていた。だけどこの地域の子どもは付けてなかったんです。なんでかと思ったら、住民みんな顔見知りで、先生も子どもたちもみんな名前も分かってるから、名札を付ける必要がない。世間が狭いと言えばそうだけど、みんなが見守ってるっていう安心感がありますよね」と白谷さんは語ります。

ちなみに豊南小学校はここ40年ほど各学年1クラス構成が続いている小規模校。

「だからかもしれませんが、クラスのみんな本当に仲がよかった。クラスが1つしかないからいじめなんかできません。多少のことはあっても、追い詰めるところまでいかない。卒業してすこし疎遠になっても、お祭りとかで会えばすぐ距離が戻る」とは数年前に卒業したばかりの金田さんのお嬢さんの言。少人数のグループで生活するからこそ、人間関係をうまく調整する力も身につくのかもしれないと思わされました。

▲市民館にたくさん掲示された催し物。特に子供たちのための放課後活動「トヨッキースクール(※)」は力を入れて開催されていることがわかる

魅力② 新入りのための儀式……バーベキュー歓迎会⁉

当然、それだけ人間関係が密になるとあれば、心配なのは「よそ者が受け入れられるかどうか」。市内はもとより、市外から移住してくるとあればご近所との関係性は気になるところです。

そんな杞憂を吹き飛ばしてくれたのは、白谷さんの「バーベキューがあるんですよ。組主催で」の言。なんでも豊南校区では町内や自治会の組単位でバーベキューを行うことが頻繁にあり、そこに積極的に転居してきた人へもお声がけしているそうです。ほとんどの転居者の方は参加される人気イベントで、子どもたちにとっても楽しみの一つとのこと。

「まちなかだとバーベキューするにも騒音や匂いなど気を使うと聞きますが、このあたりの家は基本的に敷地が広いので問題になりにくい。でも、家だけじゃなくて自治会が管理しているコミュニティセンター(公民館)でやることもありますよ」と白谷さん。確かに、人の家では気兼ねする人にとっては施設開催のほうが参加しやすい面もありそうです。

「ここらへんの人はもともと農家が多いんです。キャベツが一番多くて、そのつぎがトマト。農家もだんだんあとを継ぐ人が減ってきていて、そんな状況でよそ者だのなんだの言えない」という梅村さんの発言に、竹馬の友であるという神藤さんも「自分たちも変わる必要がある。この地域が情報発信に熱心なのは、自分たちもこの地域を好きだけど、ここを選んで住んでくれる人を増やしたいから」と話してくれました。

そうした思いから、校区サポーターとしても参画してくれた豊南校区の皆さん。「海近となみ.豊南校区魅力発信 」というInstagramのアカウントでは、美しい自然の風景だけでなく保育園の改築状況など地域の情報も発信しており、「まちかど拝見/豊南校区」というHPでは校区内の様々なスポットを写真入りで紹介しています。

バーベキューでの歓迎会も転居者を地域に迎え入れる行事であると同時に、地域の方もまた転入者に受け入れてもらうための行事であると言えそうです。

▲校区市民館の隣接地には大型のアスレチック遊具も!

魅力③ 海近だけど高台で津波災害の心配なし

また、梅村さんはこの校区の魅力として「海が近いけど標高が高い」という点も挙げてくれました。

実は豊南校区は海岸に接するごく一部のエリアを除いて、ほぼ全域が海抜20m以上。さらに、その大半を海抜50m以上の地域が占めています。また、地震・津波ハザードマップ(ちずみる豊橋)でも液状化リスクはほぼゼロという驚異の天然要塞ぶりです。

「威張れることではないかもしれませんが、この辺はほんとうに防災というところは関心が薄かった。今でこそきちんと防災訓練もしますし、備蓄もしてるけど、何しろ小学校があるところが海抜60mでしょう。地震で建物が倒壊すればそりゃ心配ですけど、そのレベルならどこに住んでも同じ。ここは川も少なく、津波を含めた水害のリスクは少ないです」とのお話は、近年被害が増している自然災害のなかで心強いポイントです。

災害時は火事場泥棒も増えますが、みんなが顔見知りというこの地域ではそのリスクも抑えられそうですね。海が近いところに住みたいけれど津波が怖い、という方には大きなメリットになりそうです。

▲豊橋市の公開している「豊橋市標高図」を引用。

魅力④ 30分で豊橋・田原・浜松へアクセス可能な立地

また、金田さん・白谷さんのお二人が声をそろえたのが「アクセスの良さ」。豊橋駅を起点とすると距離があるようにも思えますが…?

「田原・湖西・浜松ともほぼ同じ時間で行けます。ここは正直、車がないと生活できません。でも、逆に豊橋側にも浜松側へも田原側へも出やすいですよ。渋滞する道路もないし、実距離はともかく時間にしたらほぼ同じ」とは白谷さんの弁。金田さんも「買い物は近くにマックスバリューやピアゴなどのスーパーもあるし、とくし丸(※2)も来てくれる。病院などのクリニックもあります。結局出勤するのに移動するので、帰りに用事を済ませることもできます。車は必要だと思いますが、乗れるなら不便はないですね」と教えてくれました。

じゃあ、車に乗れない人は…? というと、「子どもは自転車ですかね。親に送ってもらう子もいたけど、結構遠くまで自転車で行ってます。友達の家に行くにも基本は自転車」と話すのは金田さんのお嬢さん。もちろん高齢になれば自転車では厳しいですが、そこは乗合タクシー「愛のりくん」の出番です。利用者登録さえしておけば廉価でタクシーを利用でき、バスのように利用が可能というサービスで、電車の駅などの要地に案内してくれます。実際には転居される方もいるそうですが、こうした行政サービスが備えられているのも安心ですね。

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お話を伺うまでは自然ばかりが目についた豊南校区ですが、お話を聞けば魅力がたくさん!安心安全な街で過ごしたい、自然豊かな場所で子育てしたい……という方にはお勧めのエリアです。ぜひ、まずは万場調整池から訪れてみてくださいね!

▲万場調整池を紹介する校区サポーターのご投稿。空の広さと美しさに圧倒!

お話を聞かせてくださった方々(順不同):
豊南校区市民館運営委委員長  白谷さん
元豊南校区市民館運営委委員  神藤さん
豊南校区市民館館長  梅村さん
豊南校区市民館運営スタッフ  金田さんとお嬢さん

文責:移住者人材バンク代表理事  村井真子

※1 トヨッキースクール…すべての就学児童が放課後に安全・安心に過ごし、多様な体験活動などができるようにという目的で児童クラブと一体・連携した放課後子ども教室の愛称。「のびるんdeスクール」と合わせて市内の子どもの就業後の学び・憩いの場となっている。

※2 とくし丸…400品目の食品を運ぶ移動スーパー。豊橋市では「フードオアシスあつみ 」で知られる渥美フーズが参画している。

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